赤ちゃんがハイハイを始めたら、急に目が離せなくなりますよね。
部屋の中を自由に動き回るのはうれしいけれど、「危なくないかな」「もっと安全な空間を作りたい」と不安になるのも当然です。
私も上の子がハイハイし始めたとき、うれしさ半分、不安半分でした。
角に頭をぶつけたり、コンセントに手を伸ばしたり、思っていたよりも危険がいっぱい。夜はぐっすり眠れないほど心配に。
でも、部屋のレイアウトや安全対策をしっかりすれば、赤ちゃんは自由に動き回れるし、親も安心して見守れるようになります。
この記事では、赤ちゃんが安全にハイハイできるための部屋づくりの基本から、快適に動ける空間の工夫、発達を促す環境まで、具体的にお伝えします。
読み終えるころには、安心してハイハイを見守れる「赤ちゃんにやさしい部屋づくり」の方法が、今日からすぐ実践できるようになりますよ。
ハイハイ期の赤ちゃんが安全に過ごせる部屋づくりの基本
赤ちゃんがハイハイを始めると、行動範囲が一気に広がります。
今まで届かなかった場所にも手が届くようになるため、思わぬケガや事故が起こることも。
だからこそ、ハイハイが始まったら、部屋全体の安全対策を見直すことがとても大切です。
まず、赤ちゃんの目線で部屋をチェックしてみましょう。
私も初めて「床の高さ」で部屋を見たとき、コンセントの穴、電源コード、家具の角、引き出し、観葉植物など「こんなに危険なものがあるの!?」と驚いた記憶があります。
普段大人が気にしていない場所ほど、赤ちゃんにとっては危険なんです。
安全対策としては、角を覆うクッションガードやコンセントカバー、コードをまとめるケース、ドアに指を挟まないためのストッパーなどが基本のアイテムです。
市販の育児グッズだけでなく、タオルや段ボールで代用することもできます。例えば、うちは家具の下に手を入れないように、空き箱を詰めてふさいでいました。
また、床の状態にも注意が必要です。フローリングはすべりやすく、転倒の原因にもなるので、ジョイントマットやラグを敷くと安心です。
これがあれば冷たさや硬さも和らぎ、赤ちゃんがのびのび動けるようになります。
安全な部屋づくりとは、「危ないものを片付ける」だけでなく、「赤ちゃん目線で部屋を整える」ことがカギです。
ちょっとした工夫で、赤ちゃんが安心して動ける空間をつくることができます。毎日のハイハイが成長のチャンスになるように、しっかりと準備をしてあげましょう。
赤ちゃんが自由にハイハイできる快適な空間づくりのコツ
安全対策ができたら、次は「赤ちゃんが自由にハイハイしたくなるような快適な空間」を整えることが大切です。
ハイハイしやすいレイアウトや、動きを妨げない配置に工夫することで、赤ちゃんの運動量も増えて成長を促せます。
私の家では、まず家具の配置を見直しました。リビングのテーブルやソファを少し壁に寄せて、中央に赤ちゃんが動けるスペースをつくったんです。
それだけで、赤ちゃんの動きがのびのびとして、嬉しそうにあちこち動き回るようになりました。
限られたスペースでも、動線を意識すれば広く感じられます。ポイントは「障害物をなるべく減らす」「左右に移動できる幅をつくる」こと。
例えば、プレイマットの上におもちゃを並べて、ハイハイで行ったり来たりできる動線をつくると、赤ちゃんは自然と体を動かしたくなります。
また、プレイマットやベビーサークルを上手に使うことで、より快適な空間がつくれます。
ベビーサークルは囲いの中で安全に遊べるだけでなく、「ここは赤ちゃんの場所」という安心感にもつながるんです。
うちでは、日中はサークルを広げて自由に動けるようにし、来客時やお昼寝のときはコンパクトに折りたたむようにしています。
さらに、赤ちゃんが動きたくなる工夫として、お気に入りのおもちゃを少し離れた場所に置いてみたり、カーテン越しの光が入る方へスペースをとることで、自然とハイハイの距離が伸びるようになりました。
快適な空間づくりとは、「赤ちゃんの動きを引き出すレイアウトにすること」です。
安全だけでなく、赤ちゃん自身が「動きたい」と思える空間をつくることで、運動能力や好奇心も育ちます。
家の中でもたっぷり体を動かせる環境を整えてあげましょう!
発達を促すためのハイハイ環境のつくり方
どうすれば発達を促すハイハイ環境がつくれるのでしょうか?ポイントは3つあります。
- 1つ目は、床の環境。滑りにくく、やわらかすぎない床が理想。フローリングにジョイントマットを敷いたり、ラグを活用したりして、赤ちゃんがバランスを取りやすいように整えましょう。
- 2つ目は、自由に動ける空間。赤ちゃんが「ここなら動けそう」と思えるスペースをつくってあげることが大切。家具を減らす、段差をなくす、障害物を片づけるなど、ちょっとした工夫が安心感につながります。
- 3つ目は、好奇心をくすぐる配置。お気に入りのぬいぐるみや音の出るおもちゃを少し遠くに置いて誘導することで、「あそこまで行きたい!」という気持ちが自然と湧き、積極的に体を動かすように。
ハイハイは、ただの移動手段ではありません。赤ちゃんの発達を大きくサポートする大切な運動なんです。
筋力、バランス感覚、空間認識、さらには脳の発達にもつながるので、安心してハイハイできる環境を整えることは、赤ちゃんの成長にとってとても重要です。
ハイハイを通して、赤ちゃんは手や足、全身の筋肉を使ってバランスをとりながら動きます。
これが、立つ・歩くといった次の発達段階への土台になります。
特に、床に手をついて前へ進む動きは、手の力、肩の筋肉、体幹の安定などをいろんな場所を育ててくれています。
私の子は、最初はほとんど動かず「このままで大丈夫かな…」とかなり心配しました。
でも、部屋の配置を変えて、好きなおもちゃを遠くに置いたり、声をかけながら反対側で待っていると、少しずつ動き始めたんです。
1日数分でもハイハイするようになってから、動きや表情がぐっと活発になったのを覚えています。
ですから発達をうながすには、ポイントを押さえて環境を整える事が重要です。
赤ちゃんが自分のペースでのびのび動ける空間は、努力した分だけきっと心と体の両方の成長を育んでくれますよ。
まとめ|赤ちゃんが安心してハイハイできる部屋づくりで、成長と笑顔を引き出そう
赤ちゃんのハイハイは、ただの移動手段ではなく、心と体の発達を支える大切なステップです。
そしてそのハイハイを安心して行える部屋づくりは、親としてできる最も愛情のあるサポートのひとつです。
危険な場所を減らし、安全対策をしっかりすること。赤ちゃんの動きを引き出すようなレイアウトを工夫すること。
そして、赤ちゃんが挑戦したくなるような、好奇心を刺激する空間をつくること。
この3つを意識するだけで、家の中は赤ちゃんにとって最高の運動場になります。
赤ちゃんの成長は一瞬一瞬が貴重です。今日からできる小さな工夫で、その成長をしっかりサポートしてあげましょう。
ハイハイを通して育つ笑顔と元気が、家族みんなの幸せにつながりますように!