「抱っこじゃないと絶対に寝てくれない…」「布団に置くとすぐ起きる…」そんな毎晩の寝かしつけに、もうヘトヘトになっていませんか?
私も子どもを育てる中で、上の子は特に「抱っこ星人」でした。毎晩、腕の中でしか寝てくれず、布団に置いた瞬間にギャン泣き…。もう何度心が折れかけたか分かりません。
でも、抱っこのやり方やタイミング、赤ちゃんの気持ちを理解していくうちに、少しずつ寝かしつけがラクになっていきました。
大切なのは「今は抱っこでOK」と割り切りながら、正しいステップを知っておくことです。
実際私の子も、1時間以上かかっていた寝かしつけが15分にも短くなって、
ついには、抱っこから布団におろしても起きずに寝てくれるようにまで!
この記事では、そんな赤ちゃんが抱っこでしか寝つけないのはなぜか、効果的な抱っこの方法、そして少しずつ卒抱っこする方法まで、わかりやすく解説します。
読み終わるころには、「うちの子にもできそう」「今夜から試せそう」と思えるヒントがきっと見つかりますよ。
抱っこでしか寝ない赤ちゃんに悩んでいませんか?
赤ちゃんが抱っこでしか寝ないと、親としてはとても大変ですよね。
でも、まず知っておいてほしいのは、「抱っこで寝かしつけることは悪くない」ということです。
赤ちゃんが抱っこでしか寝ないのは一時的な成長の段階であり、悪いことではありません。
むしろ、赤ちゃんにとって抱っこは一番安心できる寝方なのです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、自分の力で眠ることがまだできません。
おなかの中にいたときのような揺れや温もりを感じられる「抱っこ」は、赤ちゃんにとってごく自然な入眠方法なんです。
だから最初の数ヶ月は、抱っこで寝るのが当たり前だと考えていいと思います。
とはいえ、毎晩30分〜1時間以上も抱っこするのは、やっぱり体力的にも精神的にもつらいですよね。
私も、肩や腰が痛くなって「また今夜もこの時間がくるのか…」とため息ばかりついていました。
特に上の子がまだ幼くて、下の子の寝かしつけと重なったときは、正直パンク寸前でした。
「うちの子、ずっと抱っこじゃないと寝ないのでは…?」という不安も強かったです。
でも、赤ちゃんが抱っこでしか寝ないのは、「眠るための習慣」がまだ身についていないだけ。
眠くなるリズムや環境が整っていなかったり、タイミングを逃していたりすることが多いです。
そしてもう一つ大事なことは、ママやパパが抱っこにストレスを感じすぎないこと。
赤ちゃんにとって、「ママに抱っこされながら眠ること」は大切な愛着形成の一つ。
少しずつ生活リズムと入眠のクセを整えていけば、やがて自分の力で眠れるようにもなっていきます。
「今だけ」と割り切って、まずは赤ちゃんと気持ちよく寝ることを目指しましょう。
赤ちゃんがすっと寝る!正しい抱っこのやり方と寝かせ方のコツ
赤ちゃんが安心して眠れるようになるには、正しい抱っこの仕方と寝かせるタイミングがとても大切です。
特に「布団に置いたらすぐ起きてしまう」という場合は、抱っこからの移行がうまくいっていない可能性があります。
まず、赤ちゃんが落ち着きやすい抱っこの姿勢を知りましょう。
- 横抱きは小さい月齢の子に向いていて、ママの心臓の音が聞こえやすく安心感があります。
- 縦抱きは月齢が進んで首がしっかりしてきたら有効で、密着感が高く泣き止みやすいです。
どちらが合うかは赤ちゃんの好みもあるので、いろいろ試してみるといいかもしれません。
ちなみに私の子は、横抱きよりも縦抱きの方がよく眠ってくれました。
そして、抱っこの途中で赤ちゃんが「ウトウト…」とし始めたタイミングで、そーっと布団におろしていました。
ここで焦らず、「完全に眠る前」に布団に置くことが大切なんです。
よく言われる「背中スイッチ」は、布団に置いた瞬間に赤ちゃんが起きてしまうこと。
これを避けるために、私は以下の方法を実践していました:
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布団の上にあらかじめ温かいタオルを置いておく(冷たさで起きるのを防ぐ)
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抱っこしていた体勢に近い角度でゆっくり下ろす
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頭からではなく、おしり→背中→頭の順に着地させる
さらに、寝かせるタイミングも重要です。
「目をこする」「ぼーっとする」「あくびをする」といった眠くなるサインを見逃さず、その時に抱っこしてあげると、スムーズに入眠しやすくなります。
赤ちゃんを上手に寝かせるためには、「心地よい抱っこの姿勢」「背中スイッチを避けるおろし方」「眠いサインを見極める力」が必要です。
慣れるまでは難しいかもしれませんが、ポイントを押さえれば、寝かしつけの時間は確実に短くなるはずです。
抱っこ卒業に向けて…寝かしつけのステップアップ術
ずっと抱っこで寝かせるのは大変だからこそ、少しずつ「抱っこ卒業」に向けた準備をしていくことが大切です。
とはいえ、いきなり「今日から抱っこやめる!」とすると、赤ちゃんもママもつらくなってしまいます。無理なく、少しずつがポイントです。
まずは、「抱っこをしなくても安心できる環境」を整えていきましょう。
寝る前のルーティンを毎晩同じにすることで、赤ちゃんは「この流れのあとに寝るんだな」と覚えていきます。
たとえば、「お風呂→ミルク→絵本→音楽→おやすみ」のように、毎晩同じ順番を守るだけでも効果があります。
また、寝室の環境も大切です。部屋を暗くして、余計な音を減らし、心地よい室温に保つことで、赤ちゃんはより安心して眠りに集中できます。
例えば、お気に入りのタオルやぬいぐるみをそばに置いておくと、ママがいなくても安心できる「心のお守り」になります。
次に、抱っこの時間を少しずつ短くする方法を取り入れましょう。最初は完全に眠るまで抱っこしていたのを、だんだん「ウトウトするまで」に変えていきます。
そして布団に置いたあと、トントンとリズムを取ったり、やさしく声をかけたりして、赤ちゃんをサポートしてあげましょう。
私も、この方法で少しずつ抱っこの時間を短くしていきました。
最初は難しかったですが、1週間、2週間と続けるうちに、自分で寝る力が育っていくのを感じました。
もちろん、たまに抱っこじゃないと寝ない日もあります。でも、それでいいんです。
大事なのは、抱っこ卒業はゴールではなく、あくまで赤ちゃんが安心して眠れる手段を増やしていくステップなのです。
ですから、ママもパパも無理せず、赤ちゃんのペースに合わせながら、少しずつ進んでいけば大丈夫です。
まとめ|抱っこは赤ちゃんの愛情サイン。無理のない寝かしつけで心地よい夜を
抱っこでしか寝ない赤ちゃんに悩むのは、多くのママ・パパが通る道。でも、それは赤ちゃんにとって、一番安心できる愛情の形なのです。
大切なのは、「今はそれでいい」と受け入れながら、少しずつ寝かしつけの方法を見直していくこと。
正しい抱っこのやり方、寝かせるタイミング、環境の整え方を意識するだけで、抱っこでの寝かしつけはグッとラクになります!
そして、焦らず少しずつ抱っこから離れる準備をしていけば、赤ちゃんもいずれ自分の力で眠れるようになります。
だからこそ完璧を目指さず、できることを一つずつ。あなたのやさしい抱っこが、赤ちゃんにとって何よりも安心できる時間なんですよ!