もう散らからない!子供の絵本収納で親子時間が10倍楽しくなる整理術

「また絵本が散らかってる…」毎日同じことを言っていませんか?せっかく片付けても、気がつくとリビングも子供部屋も絵本だらけ。

 子供は読みたい本が見つからずにイライラ、毎日の片付は本当にうんざりですよね。

 でも大丈夫!この記事で私が実際に試して効果抜群だった「絵本収納術」をお教えします。

 我が家でも以前は毎日絵本の片付けに追われていました。

しかし、この方法を実践してからは子供たちが自分から片付けるようになり、読書時間も格段に増えました。

 実際に100冊以上の絵本を整理し、狭いアパートでもすっきりと収納できるようになった実例をご紹介。

 今日から実践できる簡単な方法ばかりです。最後まで読んで、親子で楽しい読書時間を取り戻しましょう!


絵本が散乱する原因と収納の基本ルール

 絵本が散らかる最大の原因は「定位置が決まっていない」ことです。

基本ルールを守れば、必ず整理整頓できます。

 なぜ絵本はすぐに散らかってしまうのでしょうか。

まず、絵本は普通の本と違って大きさがバラバラです。

縦長のもの、横長のもの、厚いもの、薄いもの。

形が違うから、本棚に入れてもうまく並びません。

また、子供は大人と違って「読み終わったら元の場所に戻す」という習慣がまだ身についていません。

面白い本を見つけると、そこらじゅうに持って行ってしまいます。

そして読み終わったら、そのまま床に置いてしまうのです。

さらに、多くのご家庭では絵本の「住所」が決まっていません。

「だいたいこの辺り」という曖昧な場所しかないため、子供も大人もどこに片付ければいいか分からないのです。

 我が家の失敗例

失敗談をお教えします。

以前は大人用の本棚の下の方に絵本をぎゅうぎゅうに詰め込んでいました。

子供たちは読みたい本を探すために、何冊も引っ張り出します。

結果として、床に絵本の山ができてしまいました。

また、片付けるときも「どこに入れるか」が分からないため、適当に突っ込むだけ。すぐにグチャグチャになってしまいました。

ここからわかる 絵本収納で押さえるべき基本ルールは3つです。

それは、

  • まず「絵本専用の場所を作る」こと
  • 次に「子供の目線の高さに合わせる」こと
  • 最後に「取り出しやすく、戻しやすい仕組みを作る」こと

年齢別に考えると、2〜3歳は大きくて丈夫な絵本を低い場所に、4〜6歳は自分で選べるように表紙が見える場所に置くのがコツです。

絵本の量が少ない時期(20冊以下)は箱収納、多い時期(50冊以上)は本棚を活用しましょう。


子供が自分でできる!使いやすい絵本収納アイデア

 子供が自分で絵本を出し入れできる収納にするには「見える・届く・安全」の3つのポイントが重要です。

 子供が自分で片付けられない理由は、大人目線で収納を考えているからです。

大人には使いやすい高い本棚も、子供には手が届きません。

背表紙だけが見える収納も、まだ字が読めない子供には「どの本かよく分からない」のです。

子供の身長を考えてみましょう。3歳の子供の目線は大人の腰の高さ程度、5歳でも大人の胸の高さくらいです。

つまり、大人用の本棚の上の方は、子供には全く見えません。

また、本を取ろうとして背伸びをすれば、バランスを崩して怪我をする危険もあります。

さらに、子供は「見た目」で本を選びます。

好きなキャラクターの表紙や、カラフルな絵を見て「この本読みたい!」と思うのです。

背表紙だけでは、どんな本かが分からないため、興味を持ちにくいのです。

 我が家では次のような工夫をしています。まず、子供専用の低い本棚を用意しました。

高さは子供の肩くらいまでです。

そして「面陳列」という方法で、絵本の表紙が見えるように並べています。

まるで本屋さんのような並べ方です。

また、絵本にシールでマークを付けています。

長男の本には青いシール、次男の本には赤いシールというように。

文字が読めなくても、色で自分の本が分かります。

本棚にも同じ色のシールを貼って、「青いシールの本は青いシールの場所に戻す」というルールにしました。

安全面では、本棚を壁にしっかりと固定し、角にはクッション材を付けています。

また、重い本は下の段、軽い本は上の段に置いています。

ここまでを整理すると、

 子供用の絵本収納では、まず高さを子供に合わせることが大切です。

目安は子供の肩の高さまでです。

次に、表紙が見える「面陳列」で並べましょう。

本屋さんのディスプレイを真似すると良いです。

色分けやマーク付けで、片付ける場所を分かりやすくします。

そして安全性を最優先に、本棚の固定や角の保護を忘れずに。

これらの工夫により、子供が自分から「お片付けしよう」と思えるような環境を作ることができるんです。


狭い部屋でも大丈夫!省スペース絵本収納術

 狭い部屋でも工夫次第で、たくさんの絵本をすっきりと収納できます。

壁面や隙間を有効活用することがコツです。

アパートやマンション住まいでは、収納スペースが限られています。

でも、よく見回してみると、使っていない「デッドスペース」がたくさんあります。

壁面、階段下、ドアの後ろ、ベッドの下など、アイデア次第で収納場所に変身させることができます。

また、「一つで二役」の多機能家具を使えば、限られたスペースを最大限に活用できます。

例えば、座ることもできる収納ボックスや、テーブルにもなる本棚など。

このような家具を選べば、部屋を広く使いながら収納力もアップできます。

さらに、絵本を「よく読む本」と「たまに読む本」に分けることで、効率的な配置ができます。

毎日読む本は手の届く場所に、季節の本や年齢的に少し難しい本は少し高い場所や奥の方に置けば、無駄なスペースを減らせます。

 我が家の6畳のリビングでの実例をご紹介します。

まず、テレビの横の壁に薄型の本棚を設置しました。

奥行きは15センチほどの浅いタイプです。これなら部屋が狭く感じません。

ソファの下の空間には、キャスター付きの収納ボックスを置いています。

普段は見えませんが、引き出すと絵本がたくさん入っています。

子供たちは「宝探し」みたいで楽しいと言っています。

階段下の三角スペースには、高さの違う小さな本棚を3つ並べました。

デッドスペースが立派な図書コーナーに。

また、リビングのラグの下に薄い収納ケースを敷いて、季節の絵本を入れています。

クリスマスの本、夏祭りの本など、その時期だけ出して楽しんでいます。

省スペース収納のポイントは5つです。

  1. 壁面を活用した薄型収納
  2. ベッドやソファ下の隙間収納
  3. 階段下や角の三角スペースの活用
  4. 多機能家具の活用
  5. 本の分類による効率的配置

リビングでは生活動線を邪魔しない薄型収納、子供部屋では遊びスペースを確保できる壁面収納がおすすめです。

狭い部屋でも、これらの工夫で100冊以上の絵本をすっきりと収納できますよ。


【まとめ】絵本収納で親子の読書時間をもっと楽しく

 正しい絵本収納は、単なる片付けではありません。親子の読書時間を豊かにし、子供の成長を支える大切な環境作りです。

整理整頓された絵本収納には、多くのメリットがあります。

まず、子供が読みたい本をすぐに見つけられるため、読書への意欲が高まります。

また、自分で片付けができるようになることで、責任感や整理整頓の習慣が身につきます。

さらに、絵本が大切に保管されることで、本が長持ちします。

兄弟で受け継いだり、お友達に貸したりすることもできるんです。

そして何より、お母さんの片付けストレスが大幅に減ります。

予算面も、1000円~5000円程度と経済的にもやさしいです。

そして継続のコツは3つです。

まず「完璧を求めすぎない」こと。

少し散らかっても大丈夫と思える心の余裕が大切です。

次に「子供と一緒に楽しむ」こと。

お片付けゲームにしたり、お気に入りの本を一緒に選んだりしましょう。

最後に「定期的な見直し」です。子供の成長に合わせて、収納方法も変えていきましょう。

 絵本収納は一度完成したら終わりではありません。

子供の成長とともに、本の種類も量も変わっていきます。

でも、基本的な考え方「見える・届く・安全」は変わりません。

今回ご紹介した方法を参考に、ご家庭に合った収納スタイルを見つけてください。

きっと親子の読書時間がもっと楽しく、もっと豊かになるはずです。

整理整頓された絵本コーナーで、子供たちの想像力と創造力を育んでいきましょう!